結論:Switch 2は「microSD Express」専用。手持ちのカードは容量追加に使えない
先に結論です。任天堂の公式サポート情報によると、Nintendo Switch 2で使えるSDカードは「microSD Expressカード」のみで、対応容量は2TB以下です。旧Switchで使っていた通常のmicroSDカード(microSDHC/microSDXC)は、ゲームの保存・ダウンロード先としては使えません。
唯一の例外は、旧Switchで撮った画面写真・動画を読み込むことだけ。「手持ちの512GBカードを挿し替えて容量を増やす」という旧Switchの感覚は、Switch 2では通用しません。
買うときの見分け方は1つ。パッケージにmicroSDロゴと「EX」マークの2つが並んでいるかを確認してください。EXマークがなければSwitch 2では使えません。
なぜ手持ちのmicroSDが使えないのか
従来のmicroSDカード(UHS-I)は、規格上のバス速度上限が104MB/sです。一方、microSD ExpressはSSDと同じPCIe/NVMeベースの規格で、Switch 2向けライセンス品の公称読出速度は800〜880MB/s(販売ページ表記)。桁が1つ違います。
Switch 2はゲームの読み込みをこの速度前提で設計しているため、遅い旧カードを保存先として認めていない、という整理です。同じ「microSDの形」でも、中身は別物と考えてください。
| 項目 | 従来のmicroSD(UHS-I) | microSD Express |
|---|---|---|
| 見分け方 | microSDロゴのみ | microSDロゴ+EXマーク |
| バス規格 | UHS-I(上限104MB/s) | PCIe/NVMeベース |
| ライセンス品の公称読出 | - | 800〜880MB/s(販売ページ表記) |
| Switch 2でのゲーム保存 | 不可 | 可(2TB以下) |
| Switch 2での用途 | 旧Switchの写真・動画の読み込みのみ | フル対応 |
| 旧Switchでの利用 | 可 | 可(速度はUHS-I相当に低下) |
| 価格帯(256GB) | 3,000円前後〜 | ライセンス品8,980円 |
手持ちのmicroSDで唯一できること
旧SwitchからSwitch 2への引っ越しでは、旧カードがまったくの無駄になるわけではありません。任天堂公式が認めているのは次の1点です。
- 旧SwitchでmicroSDカードに保存した画面写真・動画を、Switch 2で読み込む
つまり「思い出の持ち込み」はできます。ただしソフト本体・追加コンテンツ・更新データの保存先にはできないため、ダウンロード派で容量が足りない人はmicroSD Expressカードの追加購入がほぼ必須になります。
また、microSD Expressカードの初回使用時にはインターネット接続と本体の更新が必要です。買ってきて即オフライン環境で使い始められない点は、プレゼント用途などで注意してください。
どのmicroSD Expressカードを買うか
任天堂ライセンス品(動作保証あり)
執筆時点で入手しやすいライセンス品は2つ。どちらも256GBで**8,980円(税込)**です。発売時(2025年6月)は6,980円でしたが、2026年8月にマイニンテンドーストア等で8,980円へ値上げされました。
| 製品 | 容量 | 公称速度 | 価格(執筆時点) |
|---|---|---|---|
| SanDisk microSD Expressカード for Nintendo Switch 2 | 256GB | 読出最大880MB/s・書込最大650MB/s(販売ページ表記) | 8,980円 |
| Samsung microSD Expressカード for Nintendo Switch 2(マリオロゴ) | 256GB | 読出最大800MB/s(PCIe NVMe) | 8,980円 |
「動作するか」を一切考えたくない人はライセンス品が最も無難です。
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ライセンス外の汎用microSD Express
Lexar PLAY PRO(最大1TB)やNextorage、バッファローなどの汎用microSD Expressカードも、ゲームメディアの検証では動作報告があります。大容量(512GB〜1TB)が欲しい場合の選択肢になりますが、任天堂の動作保証はない点は理解した上で選んでください。
なお、日本のAmazonで売れ筋のKIOXIA(旧東芝メモリ)のmicroSDは、執筆時点で現行ラインが全てUHS-I規格のため、Switch 2のゲーム保存には使えません(旧Switchでは公式の動作確認機器一覧に掲載されており問題なく使えます)。
旧Switch(初代・有機EL・Lite)のカード選びは今まで通り
これから旧Switch用にカードを買う人・買い足す人は、従来通りのmicroSDで大丈夫です。任天堂公式サポートの仕様は次の通りです。
- 対応規格: microSD(〜2GB)/microSDHC(4〜32GB)/microSDXC(64GB〜2TB)
- UHS-I対応。UHS-II規格には非対応(カード自体は使えるがUHS-IIの速度は出ない)
- 推奨転送速度: 読み込み60〜95MB/s(速いほど快適、と任天堂が明記)
つまり旧Switch用に高価なUHS-IIカードやmicroSD Expressを買っても速度メリットはありません。UHS-Iで読出100MB/s級の定番品(KIOXIA EXCERIA、SanDisk Ultra/Extremeなど)がちょうどよい選択です。
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逆パターン:microSD Expressを旧Switchに挿すのはアリ
microSD Expressカードは従来カードと下位互換があり、旧Switchでも使えます(速度はUHS-I相当に低下)。「今は旧Switch、いずれSwitch 2に移行する」という人が先にExpressを買っておく、という考え方は成立します。
ただし256GBで8,980円と、同容量のUHS-Iカード(3,000円前後)の約3倍の価格です。移行時期が未定なら、急いで先回りする必要はありません。
まとめ:状況別の正解
| あなたの状況 | 買うべきカード |
|---|---|
| Switch 2の容量を増やしたい | microSD Express(EXマーク必須・2TB以下) |
| 動作保証重視 | 任天堂ライセンス品(SanDisk/Samsung 256GB・8,980円) |
| 旧Switchの写真・動画を引っ越したい | 手持ちの旧カードでOK(読み込みのみ可) |
| 旧Switch用に買い足す | UHS-I・読出60〜95MB/s以上の定番品 |
| 近々Switch 2に移行予定 | Expressを先行購入して旧Switchで使うのもアリ |
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